永遠の初心者C組です~!!
近頃では、すっかりトレードにも慣れてきて、
ぼちぼち勝率も5割を上回るようになってきて、気がつくといつのまにか利益が合計で30万円を超えて。。。
こういう方もけっこういるのではないでしょうか。
初めは喜んでいるばかりだったのですが、そこでふと気になります。
そういえば、バイナリーオプションの税金って、どうやって計算すればいいんだろう…?
みなさんの中にも多いと思うのですが、サラリーマンの場合、
税金の細かい計算をしたことがありません。
もちろん、申告もしたことはありません。
そもそも、バイナリーオプションの利益って、本当に税金がかかるんでしょうか…?
もちろん、かかります。当たり前ですね。
納めなかったら脱税です。脱税は犯罪です。
考えているうちにちょっと怖くなってしまったので、慌てて調べてみました。
すると、これがなかなか複雑だったんです。
まず、利益を得たのが国内の業者からなのか、
それとも海外の業者からなのかで、話は変わってくるんです。
国内業者の場合は、とてもシンプルです。
課税の対象となるのは20万円以上からで、
税率は住民税などを加えて一律20.315%。
ざっくり言うと、「100万円の利益で16万円の税金」という感じです。
申告分離課税なので、ほかの収入とは切り離して考えます。
あくまで「利益」が20万円以上なので、
それ以上に損失を出していた場合は課税対象とはなりません。
ここでポイントとなるのが、損失分の「繰越控除」です。
どういうことかというと
仮に今年になって初めて30万円のプラスが出たとします。
しかし、1年目にマイナス10万円
2年目にマイナス5万円だったとすれば、
過去3年間まで繰り越してその分を差し引き、
全体で15万円のプラス。
つまり非課税対象と見なしてよいというわけです。
このように、国内業者を利用している場合は20万円以上の利益から申告する必要があります。
ただし、【給与所得だけで2000万円を超えている人】は20万円以下の利益でも申告しなければいけないので、注意してください。
まあ、そんな高額所得の人はなかなかいないと思いますが…もしいたとすれば、うらやましいかぎりですね。
さて次は、海外業者を利用していた場合です。
国内だと何かと規制が多いので、
海外のバイナリーオプションで取引しているという人も多いですよね。
こちらは国内業者とは違い「雑所得」という扱いで、
給与所得などと合わせ総合課税となります。
その合計から所得控除を差し引いた「所得額」に応じて、
195万円以下は5%、控除額は0円
195~330万円以下は10%、控除額は9万7500円
330~695万円以下は20%、控除額は42万7500円
695~900万円以下は23%、控除額は63万6000円
900~1800万円以下は33%、控除額は153万600円
1800万円以上は40%、控除額は279万6000円
という税率になります。
これを所得額にかけて、控除額を引いたものが納める税額となります。
ひと目で分かると思いますが、
所得額が695万円を超えなければ、
税率自体は国内業者を利用したときよりも低くなります。
このあたりをラインとして、国内業者と海外業者を切り替えるのも節税対策になるかもしれませんね。
初めのうちはそれほど利益も出ないでしょうし、海外業者から始めておくのが無難だとは思いますが。
また必要経費には、トレードのさいに使用した分の通信費や、
勉強のために購入した参考書などを当てることができるので、しっかり記録しておきましょう。
ほんのわずかな差額で、大きな損をしてしまう可能性もありますよ!